耕作放棄地対策
つるくびかぼちゃ
栽培加工日記

「つるくびかぼちゃ」について

 日本南瓜の一種。細長い形状で上部と下部に膨らみがある。開花から収穫までの期間が長く
蔓丈が20〜30mに成長するほど樹勢が旺盛で、病虫害や雑草にも強いとされる。
 果肉は水分が多く、オレンジ色で甘みがあり、種子は下部に集中する。
  近年、岩手県一関市では、鶴首かぼちゃを品種改良した「南部一郎」を農林水産省に品種登
録し様々な特産品を開発している。
  下田市及び近隣町でも生産があり、直売所での販売も見られるが、少量で一般的にはあま
り市場に出回ってない。


要旨(目的)

 下田市の耕作放棄地は、2005年農業センサスによると182ha(耕作放棄地率56.5%)、2010年農業
センサスでは196haにまで増え、年々増加傾向にある。これは農業従事者の高齢化や後継者不足
など地域農業の生産基盤が弱まっていることを要因としたものであり、このため第4次下田市総合
計画(2011〜2020年)では、農林業の基本目標として、農林地の保全と有効利用をすすめるととも
に、意欲ある担い手が育つ魅力ある農林業を目指すと定めている。
 そこで、下田市農業再生協議会では、耕作放棄地の解消と併せて新たな特産品開発による地域
農業振興を図るため、鶴首かぼちゃの導入実証ほ場を設置し、加工品の試作や試験販売等の取り
組みを推進する。

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